第9回ウィルスタイルクラブ全国大会開催 〜キーワードは「2020年省エネ義務化対応」と「相乗効果のある総合化」〜

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何故、対応が進まないのか? 答えは単純です。省エネ対応を進めることは断熱仕様を上げる必要があり建築コストのアップに直結するからです。建築コストがアップすれば販売価格に転嫁せざるを得ず、利回りの低下に直結し、結果的に売り難い商品となってしまいます。私達はここに大きな疑問を感じ今回の全国大会にて「ウィルスタイルシリーズ」の4商品全てに対して2020年省エネ義務化に対応する方針と仕様の変更点について発表をさせていただきました。

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そもそも、2020年には建築することすら許されない建物を、移行期間であるから、売りやすいからという理由だけで建築を進めることは大きな間違いであると考えております。省エネ対応がなされていない賃貸住宅は、2020年には資産価値を大きく損ねることとなるでしょうし、2020年以降に建築される省エネ対応がなされた賃貸住宅とは大きく差別化されてしまい、入居すらままならない状況は目に見えております。

事業開始当初よりデコスドライ工法を標準採用し断熱性能に拘りを持った商品構成でしたが、さらに2020年基準の省エネ性能を標準化するにあたり、コスト検証を進めた結果、本体価格790万円/ 戸~と僅かなコストアップでの展開が可能となりました。

今後、競合他社が2020年に向けて対応を進めてくるものと思われますが、性能向上には大幅なコストアップが予想されます。性能面の優位性に加え、コスト面においても今まで以上にウィルスタイルの優位性が増すものと考えており、オーナー様からも入居者からも選ばれる賃貸住宅になると確信しております。

地域工務店が取るべき戦略 相乗効果のある「総合化」

全国大会では、成果事例発表として3社様より活動報告をいただきましたが、そこに今後の工務店経営の大きなヒントが隠されていた様に思います。

ウィルスタイルクラブの多くの加盟店は、新築住宅事業をメインとされる地域工務店様ですが、昨年の9月末以降、消費税増税による駆け込み需要の反動で大手ハウスメーカーも12ヶ月連続で受注減少という状態の中、新築着工60万戸時代も目前に控え非常に厳しい市場環境が予想されております。

この様な市場環境においてご発表をいただいた3社様全てに共通していたのは、「新築住宅事業」のみの単一事業に留まらず、「ウィルスタイル」による土地活用事業やリフォーム、不動産等、事業の多角化= 相乗効果の高い「総合化」を進めていらっしゃることです。

その中でも「ウィルスタイル」が果たす役割は大きく「新築住宅事業」のみの事業展開では集まることすらなかったリピート顧客。土地活用事業の一番の特徴は「リピート」することではないでしょうか。オーナー様がお持ちになっている課題を「ウィルスタイル」により解決することで、別に保有されている土地の相談、リフォーム、建替え、お子様の新築等々、高い満足度を提供できるからこそ様々な相談が寄せられているのが特徴です。クロダハウス様も、多くの相談や情報が集まる様になっており、地域に無くてはならない工務店として経営をされていらっしゃいます。

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新築60万戸時代を控え、非常に厳しい市場環境において地域工務店として勝ち残る為の機能として「ウィルスタイル」の様な差別化商品を持っているかどうかは今後の経営を占うえで非常に状様な要素になるものと考えております。今回の全国大会を受けて「ウィルスタイル事業」の全貌、ならびに790万円/ 戸~で2020年省エネ義務化に対応できたノウハウを公開する事業説明会を(株)安成工務店本社にて特別開催する運びとなりました。今後の工務店経営の大きなヒントをご提供出来るものと自負しておりますので是非、ご参加下さい。ご参加を希望される方は同封をさせていただいておりますご案内をご確認いただきお手続きをお願い出来ればと思います。(仁木)

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