R+house住宅のデザインを探る

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こどもをのびのび育てたい。たくさんお友達を招きたい。BBQもしたい。内部でも外部でも、のびのびすごせる家を望まれるクライアントでした。

自然に囲まれた地域にあるものの周囲は隣家に囲まれた分譲地。どのように内部と外部に活気ある空間をつくりだすかが課題でした。

圧迫感のある三方は閉じ、南にある庭側に思いきり解放する明快な建物構成をとり、開けている方向を限定することで開放的であるけれども居心地がよい空間をつくれるのではと考えました。南の遠くには山が望めるので季節を感じることもできます。より外を意識して生活できるよう配慮しました。

外部と内部のつながりをつくるのに大きなテラスを設けています。テラスは、リビング・和室だけでなく、アプローチにもつながっているので、かしこまった来客は玄関に、親しいお友達は直接リビングにと、多様な動線も確保できました。また、奥行きのあるバルコニーは各居室からアクセスできるようになっていて、外部を感じられるアウトドアセカンドリビングといった空間になっています。

内部は、1階をほぼワンルーム形状とし、わいわい家族団欒できる大空間にしました。キッチンから玄関に抜けたり、2階も回遊動線を確保するなど、家のあらゆる場所をぐるぐる回れる動線も設けています。ストレスを少なくするのはもちろんのこと、普段の暮らしをよりアクティブにする間取りになるよう計画しました。

空間どうしを多様に繋ぎ、外部空間をうまく取り込むことで家族がのびのびすごせる家になったと考えています。

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