第1回ハウスINハウス全国大会 レポート
~工務店が目指すべきリフォーム事業の形~

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去る2015年7月24日(金)、目黒雅叙園におきまして、ハウスINハウス加盟事業者が集い記念すべき第1回の全国大会が開催されました。当日は、全国から多数の加盟店が一堂に会し、これからの本格的な事業拡大にむけたノウハウやビジョンが共有されました。

本誌をお読みいただいている読者の皆様にはすでにご承知のこととは思いますが、ハウスIN ハウス事業は、専用断熱パネル(特許出願中)を用いる既存戸建住宅の断熱リフォーム工法を通じ、健康で快適な暮らしを消費者にお届けするものです。特に注目すべきハウスINハウス工法の特徴は(1)非破壊(既存の住宅を壊さず建物の内側から専用パネルで断熱改修)、(2)費用明示(基本パックを定額制にし価格を明示)、(3)短工期(既存の住宅を壊さないことで短工期を実現)という、リフォーム検討者にとって工事をする際に不安となる要素を解決した工法となっています。

第1回となる今回の全国大会では、先述した工法の特徴を強みとしたセールスステップを「まずは全加盟店が着手、確実に実行する」こと、そしてこのハウスINハウス事業を自社の事業構造に組み込むことこそ、将来の住宅市場の変化に対応するための第一歩であるというメッセージが発信、共有されました。

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(全国大会風景)

住宅会社の経営にとって重要性が高まるリフォームビジネス

大会の冒頭の基調講演では、リフォーム産業新聞社の加覧社長にご登壇いただき、リフォームビジネスの現状と今後について豊富な事例をもとにお話をいただきました。そこでは社会構造の変化に伴い住宅市場そのものは20兆円を下回る縮小傾向にある現状において、リフォームビジネスの比率は28%を超え、年々その重要性が高まっているということをお示しいただきました(図表1)。

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