年頭にあたって

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志を立ててもって万事の源となす(吉田 松陰)

新年明けましておめでとうございます。

皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

平成28年4月、私たちハイアス・アンド・カンパニーは東証マザーズ市場に上場いたしました。ご指導、ご支援を賜りました皆様に改めて深く感謝を申し上げます。

今年は「新たな一歩を踏み出す年」であると考えています。少子化、高齢化やそれに伴う社会構造の変化による社会課題への対応において、従来の都市圏で起きた問題が地方でも引き続き起こることを想定して中央集権的で一律的な問題解決手法が有効であった時代から、地方によって起こる問題の様相が多様化し、特に地方創生の推進においては地方の問題は地方で解決をという明確な方針が示されています。このように従来型の問題解決手法が転換期を迎えるなかで、住宅不動産業界においても、ただ単に建物を建てること、取引を滞りなく完遂することだけで十分に役割を果たせた時代は終わります。

新たな問題解決手法が求められる時代を考えるヒントとして、「日本再興戦略2016」で示された鍵となる施策、GDP600兆円に向け「新たな有望成長市場の創出」のための官民戦略プロジェクト10をご紹介したいと思います。このなかにあるキーワードには、IOTやAI、健康立国、環境・エネルギー制約の克服、既存住宅流通・リフォーム市場活性化、観光立国など、言葉としては私たちにも聞き慣れたテーマが並んでいます。今年は題目として並ぶこれらのテーマを成長に向けたチャンスと捉え、企業として持続可能性を高めるために、従来の枠組みや概念を自ら取払い新たな事業領域や分野への挑戦を具体的に着手すべき年だと考えます。もちろん我々ハイアス・アンド・カンパニーにとってもそれは同じです。加盟企業の皆様とともに、変化する市場の中で新たな成長市場の創造を実現すべく、ともに励んでまいる所存です。

新しい年も皆さんにとって素晴しい年でありますよう、また、我が社にとってもよい年でありますように祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

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