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two sides house ー 両面の家 ー
オセロのように表と裏で表情を変える外観ファサードや敷地の表と裏が建物を介して連続し、屋外が室内に入り込み、表から裏へと抜けていくような住宅を目指しました。
外観ファサードはオセロのように南側(表)と北側(裏)で表情を変えます。表となる南側道路からは白と黒を基調とする特徴的なツートンのファサードデザインで、北側(裏)からは白と木で構成された温かみのあるファサードデザイン。表と裏で表情を変える外観デザインは、訪れる人だけでなく住まい手にとっても何気ない日常に変化をもたらせてくれます。
建物の導入部においてはアプローチと玄関床を同材のタイルとすることで屋外(表)の床が室内(裏)に入り込むデザインとしています。また階段を上がった先にあるフリースペース正面の壁はインナーバルコニーの木と同調の壁材を使用することにより、外部空間を室内に連続(延長)させる構成としています。内外を連続させるデザインとする事で内外の関係性を曖昧にし、室内にいながらも外を感じられる空間の広がりを考慮しました。
敷地北東の位置には坪庭を計画し、畳スペースには窓を設け、縁側空間(テラス)を計画することで坪庭の環境を室内へと取り込む計画としました。