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「暮らしの質を高める家を、手の届く価格で作りたい」と多くの顧客が願う理想の家づくり。わかっていても今まで誰もその願いを叶え、実現することができなかった住宅業界において、顧客が待望する家づくりをお届けすることができたこと、それがR+houseネットワークの急成長の原動力です。
これは以前ハイアスが調査した「建築家」との家づくりをエンドユーザーがどう考え、どう動いているかの実態です。簡単に言えば、憧れているけれど、実際はアトリエ建築家との家づくりをしている人は殆どいない、という結果です。その背景には、建築家に頼むのは「高額」で「手間のかかること」だと思われているからだ、ということがわかりました。(図表2)
一方で、住宅建築の市場は大手といえどもそのシェアは小さく、ほとんどが地域の工務店が活躍する市場です。しかし、工務店による家づくりはデザインの不満足や価格に見合った品質判断ができない、建築家を入れると施主の期待以上に品質へのこだわりが過剰になって結果的に時間やコストが掛かる、といった課題がありました。
このように、建築家による住宅デザインが一般的な住宅建築で普及する機会はなく、価格やデザイン、品質にばらつきがある工務店がエンドユーザーの期待に応える品質や納期で家づくりを実践することもできていませんでした。まして建築家と地域工務店が「それぞれの良さをいいとこ取りで組み合わせて」エンドユーザーの期待に応える、という仕組みは存在していませんでした。