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温度(環境)」の変化を具体的に伝達する方法としてサーモカメラを用いた撮影・検証があります。今回の見学会でも前先生は熱心に改修前後の環境の違いを「見える」形にしてレポートいただきました。
カメラアングル(1)と(2)は断熱改修壁を隔てた対面方向からの比較です。
見学した時間帯の外気が3度から7度でしたが、改修していない側(1)はほぼ外気と同じ室温であることが示されていますが、改修側(2)から見ると、仕切りのガラス板やドアの周縁部では15度前後ですが、概ね20度以上の室温となっていることがわかります。
カメラアングル(3)では、リビングテーブルあたりでは窓から取り込む熱の恩恵で部分的には25 度近くを示しています(注:こちらサイドの窓は取り替え)。
カメラアングル(4)では既存窓に内窓を取り付けた場合、元の窓は15度未満を示していますが、内窓では20度近くを示しています。
躯体がしっかりとしている場合であれば、部分断熱は生活空間だけを合理的に改修できる方法と言えます。