シリーズ眼を養う#030
R+house 住宅のデザインを探る

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平野 太郎 様

平野太郎建築設計事務所

平野 太郎

「南北に風が繋がるリビングのある家」
お施主様は若くてオシャレな20代の素敵なご夫婦と1歳になる男の子で、これから子育てをしていく子育て世代のためのお家の計画です。
ご主人はガルバリウム鋼板を使った外壁や内部に木を使ったテイストが好みで、奥さんは子育て中も家事のしやすい動線にしたいという要望がありました。
建設地は北側道路に面した南北に長い66坪のゆったりとした敷地です。
南北に長い敷地のため、北側、南側にも外部スペースが取れるため、リビングから両方向の外部に出れるよう計画するのが良いのではと考えました。
南東側は住宅が建っていますので、吹抜を介してリビングに光を届け、明るく開放感のあるリビング空間になればと考えました。
キッチンの後ろに洗面脱衣室を配置し、そこから直ぐに外部にアクセスできるようにし、家事のしやすい動線としています。
また、奥さんがキッチンに立った時に子供の姿が見えるよう計画しています。2階は寝室、WIC、子供室2室、トイレと必要なものだけを設けて床面積を抑えました。
延床面積27坪とコンパクトな住宅ですが、吹抜や、南北に設置した掃き出し窓など広がりのある住まいとなっています。
新しい住まいが、お子さんの成長を見守り、ご家族にとって心休まる居場所になることを願います。

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