シリーズ眼を養う#031
R+house 住宅のデザインを探る

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ナカノ ハジメ 様

一級建築士事務所 楽工舎

ナカノ ハジメ

分譲地の北西角の区画が敷地。この敷地において特筆するのが敷地北の景色で、敷地に降り立った際の眼前に広がる緑の平野と一本の「樹」、その先に悠然と佇む浅間山の風景は今でも印象に残っています。そしてその印象深い景色を住まいに取り込むことはクライアントを含めて家づくりに携わる皆が必然に感じていることでした。
ご家族は夫婦とお子さま2人。1階にLDKや水廻りの他、将来は1階で生活が完結できるよう寝室とクローゼットで構成。北の景色を生活に取り入れるためリビングとダイニングを敷地北側に配置し、目線レベルの掃出し窓の他に上部に付帯する吹抜には空も楽しめる大きな窓を設けることで積極的に景色を取り込むことにしました。リビングダイニングに直射日光を取り込むための南の窓を吹抜に設けることで、視覚的な明るさと冬場の暖かさを補完しています。その他、プランにおいてはご家族のご要望に書かれていた「家族がワクワク」というキーワードをもとに、1階に複数の回遊動線を計画することで単調な日常動線に楽しさをご提案しています。

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