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施工管理者は一現場の工程を進めるために非常に多くの「業務」を持っています。適切な「業務」確認やその管理がないことで工程にミス・モレ・ズレが生じると、現場品質の低下、場合によっては原価増により利益を失うこともあります。
MOT研修は、組織として現場マネジメント力を高めることで全社の生産性を高めることができる実践的な支援プログラムです。
MOT研修では、まず「着工前業務フロー」と各社ごとの「標準的な工事工程」を具体的に作成し、各業務を遂行するための「作業(業務)」を納期とともに一覧化します。ここまでの作業をMOT研修がスタートするタイミングで行います。
その上で、仮に工程と工程ごとの業務を組んだとしても、その業務を担当者が期日どおりに完了したかというレベルで管理者(社長や上司)がマネジメントすることが成果を出すには必要です。標準化が具体的にでき、適切に管理されると着工までの期間短縮、着工後の工期短縮が見えてくるとともに、その効果として現場品質の向上や原価の適正管理が可能になるのです。
標準の着工前業務フローの運用が進むと、工事部門以外(営業・設計等)の業務も「見える化」されます。営業・設計・工務と部門間で引き継がれて初めて自分たちの業務を考えるのではなく、全体の業務フローが明確になっていることで、業務フロー自体の課題も部門間で議論して改善、さらに問題があっても早期対応が可能になります。