シリーズ眼を養う#033
R+house 住宅のデザインを探る

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溝口 修 様

アンダーコンストラクション

溝口 修

敷地を初めて見た時のことを今も覚えています。

隣家に取り囲まれていて、間口が狭く、かなり奥行きが長いウナギの寝床。南側にも隣家が敷地境界まで迫り、囲まれてるなと感じました。1階からの採光は困難。お客様は1階に明るいリビングを求めていらして道路側は車3 台の駐車を確保するため、敷地の奥まった場所でどのようにリビングの明るさ、空間の広がりを確保するかが課題でした。

1階は敷地の奥に坪庭を設け、視線の抜けをつくり、植栽で小さな自然を感じ、吹抜けのハイサイドサッシからたっぷりの光をリビングに注ぎ、さらに坪庭に面してサンルームを設けたパウダーコーナー、屋内での洗濯干しを快適に行えるようにしました。
2階は吹抜けを囲むように廊下、個室を配置し、家族の気配を感じる適度な距離感を確保してコミュニケーションがとりやすい空間としています。

道路から見ると隣家に囲まれ、非常に狭く暗い住宅と思われると思いますが、内部はとても明るく、視線の抜けのある広がりを感じる住宅です。

敷地はウナギの寝床で道路面以外は隣家が接近、そこに白い箱の住宅を挿入しました。

吹抜けの天井は木張りとして、シンプルな空間の中に存在を醸し出しています。

サンルーム 奥様とお子様2人が女の子ということで、将来的にもゆったりできる2 ボウルタイプのカウンターを設置。楽しい会話が弾みそうです。

2 階のハイサイドから吹抜けを通じてたっぷりの光がリビングに注がれます。

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