住まい手を健康にする断熱改修で 1件あたり1,000万円以上の工事を受注
- 省エネからプラス健康へ -

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住宅の暖かさは健康状態に大きな影響

「断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回 2019.1.24)」という国土交通省プレスリリースで報告された「住宅内の室温の変化が居住者の健康に与える影響とは? 調査結果から得られつつある『新たな知見』」によれば、断熱改修や適切な暖房設備の使用により、良好な温熱環境が得られると健康状態の改善や、活動時間が増加する傾向が確認されています(図表3、4)。

断熱改修がもたらす「健康効果」と「省エネ効果」
~投資回収期間は3分の1へ~

「健康維持がもたらす間接的便益(NEB:Non EnergyBenefit)を考慮した住宅断熱の投資評価(2011,伊香賀ほか)」という論文があります。その中でも断熱・気密性能が向上した住まいに転居することで有病率が改善したという調査結果も示されています(図表5)。この改善結果を経済的な価値に換算したものが図表6の「NEBを考慮した高断熱・高気密住宅の投資回収年数(新築の場合)」です。ここでいうNEBとは、医療費負担の増加と休業による所得損失を踏まえ、EB(省エネなどEnergy Benefit)と合わせた経済効果を踏まえた際の投資回収の時間を推計したものです。

これによれば断熱等への投資を回収するのにかかる時間は、省エネだけを考えた場合の半分、社会的な効果(公的な医療費負担の削減)も入れれば3分の1という短期間にできると推計されています。

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