断熱改修で熱中症対策を
ー熱中症の発生場所は住まいの中。夏にも健康を守るハウスINハウスー

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熱中症搬送は年々増加
1ヶ月で36,000人以上が熱中症で搬送

5月に入り、少し汗ばむ陽気を感じる季節になってきました。梅雨を超え、すぐに本格的な暑さがやってくる前までに、夏の健康被害への対策が必要な時期になってきました。

総務省消防庁の報道資料「2019年8月の熱中症による救急搬送状況」によると、2019年8月の全国における熱中症による救急搬送人員は36,755人だったそうです(図表1)。これは、2018年8月の救急搬送人員30,410人と比べ6,345人と20%以上も増えていることになります。夏の暑さが健康に及ぼすことが問題化していることがわかります。救急搬送される絶対人数は東京や大阪など大都市圏の都府県で多くなるのは想像できるのですが、実は都道府県別人口10万人当たりの救急搬送人員でみると、福島県が最も多く、次いで群馬県、山形県、新潟県、奈良県、鳥取県、石川県、岐阜県の順となっているそうです(図表2)。

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