ハイアス・アンド・カンパニーがお届けする、住宅・土木・不動産業界の経営革新情報サイト
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インターネット上には情報が溢れ、さらに住宅取得検討者がより多くの情報を容易に得ることができるようになっていることで、住宅会社・不動産会社の営業担当者も建物に関する情報、不動産取引に関する情報の双方にまたがる幅広い知識を備え、適切に情報を伝えながら顧客をリードできる能力を求められますし、一人で建築と不動産にまたがるサービスを提供できるようになることは生産性向上に不可欠です。しかし、住宅・不動産の「営業」活動を行う際に資格保有者だとしても専門性に偏りが生じているという問題もあります。
例えば、建築士の資格試験では建築を行う上で建物の知識を問いますが、建物取引や市場についての知識は深く問いません。宅地建物取引士の資格試験にしても、主に不動産取引に関わる法令等についての知識は問われますが金融や建築に関わる知識は深く問われません。
住宅営業マンは、現場でお客様から建物性能についての知識や不動産取引に関わる知識、金融や税制、法令に関わる知識を同時に求められるものですが、その習得は個人や企業に任せられています。