「うちの工務力は大丈夫」は本当ですか?
ー顧客の期待を上回るものづくりを実現し、利益を生み出す工務店とはー

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工務力を高めるのは「企業風土」レベルの改善から

■ 改善ツールだけでは改善できない

工務力を高めるうえで、例えば工程管理において「連絡の抜け漏れをなくすためのツール」の導入とか、原価管理を行うためのシステムの導入はしている、という経営者もいらっしゃると思います。

しかし、従来の工程管理ツールや原価管理ツールは「手段を効率化」しているにすぎません。また、それぞれを別々に取り入れても現場(工務)の仕事の流れとして相乗的な効果を生むものではありません。

■ 私たちが「ブランド」という名称に込めた思い

そうではなく「BECK(Brand Equity by Constructor’s“Koumu-ryoku(工務力)”」という「ブランド構築」というレベルを目指す、という考え方がとても大事なのです。

繰り返しますが、存在し続ける企業になるためには、高品質な製品(住宅)を生産する力と適正な利益を生み出す生産工程を備えていることが必須です。この必須の力を備えた地域工務店こそが、高品質な建築、地域の良質な住環境を生み出し、その維持を担う「地域になくてはならない企業」となるのです。そしてこの必須行動の蓄積が「ブランド」になり、その蓄積(継続)を続けるための体制や続けることが当たり前になる企業風土が企業の資本(エクイティ)になるのです。

だからこそ手段の効率化だけではなく、あるべき工程を決め実行するためには、経営者と現場が一緒になり、会社の仕組み、会社の風土として取り組まなくてはいけないのです。

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