第12回R+house全国大会 事例共有
市況の変化に負けない住宅会社づくり

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茨城県 W社

大切なのは自社が存在する意義を見直すこと

W社様には2年前の全国大会でも取り組みをご発表いただきました。この2年間で受注規模は年間12棟から27棟に、さらに粗利率も17%から28%に改善し、地域に必要とされる勝ち残る住宅会社として必要な収益性を高められました。

この背景にあるのは経営者が高い目標を掲げることです。そして、高い目標をどうすればクリアできるかを社員と共に考え、実践することです。現状との差を埋めるためには集客はどうする、営業は、施工は、アフターは、と次々に課題が見えてきます。それらの課題を解決するのは一朝一夕にはできませんし、方法も一つではありません。

例えば、粗利の改善。すぐに思いつくのは原価をいかに抑えるか?ですが、それよりも単価を上げるという発想、粗利率よりも粗利額の改善を重視することを選択しました。具体的にはGARDENS GARDEN※を取り入れて、家全体の見栄えを良くし、そこに「意味」を込める。すると地域でのブランディングが進み、お客様の層が変わり、ファン化もしやすく契約率が上がる、予算も上がる。こうした価値の好循環を見据え、自社が地域に存在する意義の見直しから手を打っていくことで成長につながっています。
※GARDENS GARDENについては本誌p.4をご参照ください

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