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今回のようなご相談事例は、争族対策、資産移転、建築、資金調達、など一つ一つ解決しなければならず、進ませることが難しい案件だと言えます。実際、相談者はタイカツ様にご相談する前に一度金融機関から紹介された不動産会社に相談をしたそうですが、まともに取り合ってもらえなかったようです。今回成約に至ったのは、2つのポイントがあったと考えています。
1つ目は、コンサルティングスキルです。当たり前に見えますが、タイカツ様は「相談者が一体何を希望されているのか、その実現には何が課題になるのか、その課題を解決する手段は何か」を順番に整理されています。そして解決手段の検討にあたっては、争族対策、資産移転、建築、資金調達といった多方面に渡る知見を活用されています。それが前述のスキームに繋がりました。
2つ目は、出口を補完するパートナーの存在です。タイカツ様は売買・管理メインの会社で建築機能を持たれていませんでした。そこで建築会社である日興ホーム様と連携することで、一度は頓挫したアパート建築を実現することができました。企業同士の連携によって、自社だけでは難しかった建築提案が可能となり、案件対応の幅を増やすことができます。
タイカツ様、日興ホーム様にご参画いただいている『不動産相続の相談窓口』では、こうした不動産コンサルティングのノウハウを学びあえる機会を提供しております。これからますます活発になる資産移転分野において、対応できるノウハウの習得と多様な提案出口の確保は他社との差別化につながります。不動産コンサルティングスキルを持つことで不動産・建築の提案機会を増やしたい、という方はぜひ一度事業説明会にお越しください。
(川瀬 就也)