ハイアス・アンド・カンパニーがお届けする、住宅・土木・不動産業界の経営革新情報サイト
(ページ:4/5)
住宅地を巡って私が感じたことは、自邸を美しくすることだけでなく、一人一人が街並み全体の構成を考えて皆で潤いのある景観を作っていくことが大事だということ。
そうすると皆がそこに住みたくなる。そして街の資産価値が上がってくる。
そして自分の住む街に誇りを持つことができる。
また、管理の行き届いていない家があると町内会でバッシングを受けることになる。
まさに、本当に潤いのある美しい街を作るのは人であり、街が人と人格を育て、それがさらに街の魅力となっていると思う。
かつてアメリカ中が高速道路を建設していた時代に高速道路を撤廃して公園を作った時代錯誤の街が、今は世界の街づくりのモデルとなっている。
それは物事の本質を見失わなず、自分らしく生きる場所を市民と市政が相互理解し築いてきたからだ。
まだ日本もポートランドの様な柔軟な市政では無いにせよ、いつかはこのような街づくりの本質を求められる時代が訪れると思う。
これからの庭づくり、そして街づくりとは、単に綺麗な庭を作ることや利益を生むことだけではない。長期的にその価値や文化を育む活動だ。
「物事の本質を見極め、自分らしく生きられる場所を提供する。」
そんなプロフェッショナルな集団を目指して一つ一つ丁寧な庭づくりをしていきたい。