ハウスINハウス 省エネ性能への取組み

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既築住宅の90%をターゲットにした断熱改修

住宅の耐震性については平成25年時点で住宅ストックの82%が建築基準法上の最低レベルに達しています。一方で高断熱化による省エネ性能向上については、現行の平成11年基準である次世代省エネ基準を上回る住宅は全体のわずか10%にとどまっています(図表1)。弊社ではこの残りの90%にあたる既築住宅を対象にした高性能化リノベーションのネットワークとして「ハウスINハウス」を展開しています。

ハウスINハウスではオリジナルの断熱パネルを壁・床・天井の上から張り付ける形で断熱改修を行っています。このパネルはMDFのハニカム構造に硬質ウレタンが注入されており、高断熱性と高強度を両立しています(図表2)。また、SI(I一般社団法人 環境共創イニシアチブ)が行っている「次世代省エネ建材⽀援事業」の高性能建材にも選ばれており、工事1件あたり最大200万円の補助金を受け取ることができます。施工をする範囲は、部分断熱の考え方で普段生活する空間に絞ることで、施工に必要なコストを削減しています。

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