基礎工事の内製化+大工の多能工化を同時に実現

(ページ:2/3)

課題は基礎工事の遅れ

そんな同社は、2020年4月から「基礎工事の内製化」に挑戦し始めました。それまで土木系の専門業者に外注していた基礎工事をなぜ自社でやろうと思い立ったのか。「最大の理由は基礎工事の長期化です。当初18日間の予定が、『実働20日はほしい』『やっぱり25日は必要』とどんどん延びていき、後工程の足場・プレカット・パネル・重機・板金・大工に必ず影響が出ていました。しかも、この工事スピードだと年12棟完工が限界。基礎工事を何とかしない限り、中長期目標として掲げてきた年24棟にはいつまでたっても到達できないと気づいたんです」。

この問題にぶち当たったときに頭をよぎったのが、以前HyAS Viewで読んだ「基礎工事の合理化」に関する記事。「レスポンスの速さはだれにも負けない」という藤澤さんは、持ち前の機動力を生かして実物大モデルを見に茨城県に急行。その場で新しい基礎工法の導入を決め、2か月後には着工していました。

基礎工事の合理化に挑む

藤澤さんがハイストロング工法で最も評価するのは「合理化」が実現できる点だそうです。次の3つのメリットを挙げてくれました。

基本構造が極めてシンプルなので構造計算がしやすく、基礎断熱や長期優良住宅の点検口が確保できるなど性能重視型の家づくりと相性がいい
内 部間仕切りがないぶん難しい配筋もなく、鉄筋の工程が早く済む。社内大工でも十分施工できる
外周のコンクリートさえ打てば内部を空けたまま次の現場に取りかかれるため、基礎工事が月2件ペースで完了できる

目標の「年24棟完工」が視野に入ってきました。

page: p1 p2 p3

ページトップに戻る