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『ベンチマーキング研修』とは、各社様から事業計画に基づいた活動事例を共有していただき、その活動のエッセンスを学び合うことで、成果創出に向けての知恵や経験値を獲得する研修です。1回の研修で約10社がオンラインで集合されるため、約10社分の経験値を一度に得られます。こうした会を半年間にわたり3日程で開催しています。
参加される各社様は、それぞれ業種・業態や目指すゴールが異なりますし、使える経営資源も変わります。そのため、弊社担当が各社につきながら、計画の立て方・実行支援・改善活動まで伴走し、10社分の経験値やネットワーク内の知見をどう活用して成果まで一直線に進めるのかを落とし込んでいきます。今回、実際に参加された会社から以下のような成果を共有いただきました。
■K社(宮城県/建築業)
東北で注文住宅事業を展開している会社です。社長ご自身がお父様から事業承継した際にご苦労された経験があり、自社のお客様も同じ悩みに直面するであろうと予見できたので、その相談に乗りたいとご加盟いただきました。住宅・リフォームに加え、相続シーンの相談に乗ることで住宅のライフサイクル全ての相談に乗れるようになり、他社との差別化を図りたいと考えられています。
最初に300件のOB顧客に対して行う定期巡回に不動産相続の相談窓口の担当者が同行し、相続に限らずご家族の近況を伺ったり、ご家族の持つ不動産に関する困りごとがないかを伺ったりというコミュニケーションを取り始めました。「自社の顧客ストックの特徴を踏まえ、相手に対してどのような提案をするのか」という打ち手を整理した上で接触することで、幅広い案件獲得への導線が生まれ、実際にそこから住宅の売却や遊休地の買取りなど、今までは拾えなかった相談を引き出せるようになってきています。
また、現在主業である住宅建築提案においても、身につけた知識が役に立っていると実感されています。住宅建築に際し、実家の土地をどう扱うかという相談には、お施主様のみならず親御さんの資産をどうするかも含め対応。幅広い相談に乗れる価値を感じていただきながら、建築もしっかり受注するといった成果も出されています。
※研修資料の抜粋