都市型狭小地でも大空間を実現

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狭小地の魅力を最大限に引き出す「R+house ss」

R+houseの新しいシリーズ「R+house ss」が完成しました。R+houseというと、高気密・高断熱、デザイナーズ住宅、そして2 階建や平屋の木造住宅といったイメージが強いかと思います。一方で「R+houseを都心に建てたい」というご要望を数多くいただくようになってきており、更に今後もその需要増が見込まれることを背景として、R+ならではの仕組みで狭小間口の敷地にも柔軟に対応する3階建てバージョンの開発を行いました。今回は、新しい都市型対応バージョン「R+house ss」のご紹介をしたいと思います。

「R+house ss」は、従来のR+houseと同様に軸組み構造で、外壁には断熱材と構造耐力壁を兼ね備えたパネル「R+パネル」を使用します。名前の由来を紹介しますと、最初の「s」は、Smallの「s」、もう一つの「s」は、SG-Frameという木質ラーメン構造体からとった「s」で、これは都市の狭い敷地に建つ住宅を魅力的に創造する強い味方となるものです。SG-Frameについては後ほど改めて詳しく説明したいと思います。

狭小地でも廉価にデザイナーズハウスを実現

都市の小さな敷地に建つ3階建て住宅というと、どのようなイメージを持たれますか?「暗そう」「狭くるしそう」「階段の上り下りが不便そう」などマイナスイメージも少なくないかと想像します。「R+house ss」はそんなイメージとは真逆の設計が可能なシステムです。その理由はSG-Frame構造体や、らせん階段を活かしてR+houseの建築家が立体的な空間デザインをするからです。限られた条件の中で、心地よい光を採り入れる工夫や、小さくとも空間的な広がりの感じられる設計により、階段の上り下りも楽しくなるような住宅にきっと仕上がります。

構造設計支援サービス付き

ここで、SG-Frameの話に移りたいと思います。SGFrameとは、柱と梁で構成されたフレームで、壁を設けなくても替わりに耐力壁の役割を担う事ができる構造体です。耐震性を高めながらも、極限まで壁を減らすことができるので、狭小地の床面積が限られている中で、空間を最大限に活かします。例えば1 階の間口を全部開口としてインナーガレージを作ったり、2階に採光用の
大開口を設けたり、広いリビングルームの空間を創り出すことを可能にします。また、3 階建ての木造住宅は建築基準法の定める構造計算が義務付けられていますが、R+house構造技術担当者によって構造設計・計算業務をいたしますので、安全な住宅をお客さまに安心してご提供いただけます。

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