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HyAS&Co. 今後の戦略について

全国大会の最後に、代表の濵村より、弊社の今後の戦略について話がありましたので、その一部をご紹介します。
R+houseでも標準仕様である「長期優良住宅」。税制優遇等により普及の促進が図られ、長期優良住宅着工数は昨年1年だけでも、大幅に増加しました。

長期優良住宅は、「いいものを作ってきちんと手入れして、長く大切に使う」というストック社会のあり方を推進し、建物の長寿命化や維持管理、中古住宅流通市場の活性化を進める「住宅の資産価値の確保」という点がポイントです。実際の一般住宅と長期優良住宅の購入後の資産価値推移をまとめたものが図1となります。

土地は一定の資産価値を保有していますが、住宅においては、資産価値が年々減少しているのが分かります。一般住宅においては、図1の条件でローンを組んだ場合には、ローンの支払いが終わった際には、資産価値がほとんどなくなっていますが、長期優良住宅(R+house)においては、一般住宅と比較して30年近く資産価値が確保されています。

更に、将来売却する予定がある場合は、中古住宅流通市場ではデザイン性が高いことで建物の市場価値がより高まることを考えるとR+houseのデザイン力は大きな武器となります。しかしながら、どのような住宅でも年を経るごとに建物の老朽化等により住宅資産価値が減少し、長期的には、下記のような図式の状態に収束していきます。

ここで欧米に目を向けて見ますと、住宅資産の資産価値が購入した時以上に維持・向上されている事例を数多く見ることができます。(図2参照)

図2で注目すべきは、日本の土地の資産価値が一定の水準しか確保できないのに対し、イギリスの土地の資産価値は購入後に長期にわたって上昇している点です。

これは、「アメニティ」と称される部分、「住宅購入をしたエリアの生活便利施設やサービス環境」が住宅の資産価値を押し上げる要因となっているからです。(図3参照)

イギリスでは、住宅はメンテナンスをする事で資産価値がアップするという認識のもと、誰もがすすんで家の手入れを行い、代々その考えが大切に受け継がれているため、築100年に近い住宅も多く見られます。長きにわたって快適に居住することができる住宅は、メンテナンスをすることで、何倍にもその価値がアップします。このような観点からも、上記を実現させるためにも長期優良住宅の活性化は当然のこととし、弊社ではロケーション価値、つまりは街づくりについても研究をしていき、日本独自の住宅資産価値向上に貢献して参りたいと考えます。

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