ハイアス・アンド・カンパニーがお届けする、住宅・土木・不動産業界の経営革新情報サイト
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ハイアス・アンド・カンパニーでは、住宅会社の経営者様や経営幹部の皆様のご支援を通じて、各社の住宅事業が生み出す利益について、どのように設定し管理をしていくのか、議論する場面が増えてきました。
多くの経営者様は、自社の利益管理状況に危機感を感じられており、「これまでターゲットとしていたお客様の年収層が下がりコストが厳しい傾向にある」「材料費が高騰して予定の原価より高くなってしまうことが度々ある」「原価管理がうまくできていないので工事台帳を締めるまで自社にいくら利益が残っているかわからない」などといった声がよく聞かれます。これらは全て会社の利益率を圧迫する要因でもあり、会社の取り組みとして適正な利益管理を行い、事業計画通りに利益が確保できている会社は少ないのではないでしょうか。
前号(HyAS View34号)にて、ハイアスが提供するCMS(コスト・マネジメント・システム)による利益管理の考え方について紹介させていただきました。
CMSの最大の特徴は、「経営者が自社の利益管理状況をタイムリーに把握することができる」ことです。この状態を全社のあるべき姿として定着させることで、利益率を大幅に改善(3~5%… 場合によっては10%以上)することです。
CMSで管理できる主な項目は、
● 工程ごとの粗利益率の管理
● タイムリーな予実管理
● キャッシュフロー予定表
● 業者別原価一覧
です。
利益率の改善を目的として、経営者が日々管理すべき内容として真っ先に挙げられるものは、物件・工種ごとの利益額・利益率の推移です。CMSでは、下のフォーマットを用いて、物件の工種ごとの営業見積と営業原価、実行予算、工事原価の各段階における利益額と利益率の推移を確認できます。
下記事例の赤文字の数字は、各段階において利益額・利益率が低下した工種です。
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