断熱性能の向上がもたらす健康改善効果を 更に高める「デコスドライ工法」と
それを活用した商品住宅「eco l’oeuf [エコルフ]」

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住宅性能の向上がもたらすのは、光熱費の低減だけではありません。近年の研究により、断熱性能の高い住宅が、居住者の健康状態にどのような好影響を与えるか、その改善効果が徐々に明らかになってきました。

図表3 は、戸建住宅で現在の省エネルギー基準(平成11 年基準)を満たす住宅に住み替える前と後とで、心疾患や関節炎、各種のアレルギー性の疾病について、その有病割合がどの程度変化するかを示したものです。

断熱性能の向上による有病割合の改善 (図表3)

断熱性能の低い住宅の場合、総じて低い室温、また暖房の効いた部屋とそうでない部屋との温度差などによって、血圧の急変や循環器系疾患の発症リスクが高くなります。

また、断熱材の性能の良し悪しに関わらず、そもそも断熱工事が適切に行われていない施工不良(断熱欠損)の住宅では、内部結露が生じ、カビやダニが発生しやすく、健康被害が拡大する恐れがあります。

断熱住宅のための投資回収年数の評価 (図表4)

図表4 は、断熱性能向上のための工事費用と断熱向上がもたらす便益の積算値、および投資回収期間の関係性を表したものです。光熱費の削減効果のみを対象とした場合(29 年間)に比べ、健康維持増進効果や行政の負担減少分まで考慮すると、掛かった工事費用を極めて短期間に回収できることが分かります。

こういったデータが示されることによって、初期コストのみならず将来的な負担まで考えた上で、家づくりをする工務店、住宅を選ぶ消費者が徐々に増えています。

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