日本証券新聞-平成28年3月18日(金)

ハイアス・アンド・カンパニー「積極」姿勢

4月5日IPO予定のハイアス・アンド・カンパニー(6192・東マ)がブックビルディング期間を迎える(3月18日-25日)。

業態:住宅関連の中小企業を支援

コンサルティング会社の出身者らが2005年に創業。「住関連産業」に特化した中小企業連携プラットフォームを提供している。

会員企業は1月末現在1197社。プラットフォームを通じて、住宅購入者向けの物件探しやローン計画作成の支援に始まり、デザイン性に富んだ高機能住宅の設計、建築施工、リフォームなどメンテナンス、売却までと「住宅」全般にわたるノウハウ提供を受けられる。時には会員同士で弱点を補い合うなど、プラットフォームは「相互扶助」機能も有する。

ようやく住宅関連銘柄の株価が高値圏を回復。金利低下の恩恵を受けることが期待されており、こうした地合いは当然ながら同社にとっても追い風だ。

需給&ロックアップ:超良好

目論見書に記載された想定発行価格(850円)から算出した資金吸収額は最大でも4億円。軽量案件は初値高騰が期待されるものの、3月4日IPOのヨシムラHD(2884・東マ)が約3億円で公募価格比50%高発進にとどまったケースもある。

ちなみにヨシムラHDも中小企業支援を手掛けるが、違いは「食品領域」「M&A特化」の2点。業態妙味、対象社数などネットワーク規模といった観点から、ハイアス・アンド・カンパニーの方が選好されそうだ。

結論:ブックビル積極参加

今期予想PERは10倍。コンサルティングとの切り口でいえば山田コンサルティンググループ(4792・JQ)の9倍台とほぼ同等だが、船井総研ホールディングス(9757)の約24倍には遠く及ばない。ブックビルディング参加姿勢は「積極的」とする。

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