週刊住宅新聞-平成28年7月25日(月)

断熱リフォームの波は必ず来る
第2回「ハウスINハウス」全国大会

ハイアス・アンド・カンパニー(東京都、濱村聖一社長)は19日、東京都内で戸建て断熱リフォームのネットワーク「ハウスINハウス」の第2回全国大会を開いた。

2014年6月から募集を開始した同ネットワークは71社の会員企業を束ね、省エネリフォーム需要を獲得するため営業ノウハウの抽出や蓄積、展開を進めてきた。

これまで断熱リフォームを推進してきたアンビエントホールディングスの藤本修社長は冒頭のあいさつで、「冬寒く夏暑い既住宅を快適にリフォームするという仕事は、新築よりも社会的価値が高いはずだ。しかし断熱リフォーム市場は全国的にまだ立ち上がっていないというのが実感で、セミナーで顧客を啓蒙しないと仕事に結び付かないのが現実。ただ断熱改修すると必ず喜ばれるのも事実で、その意味で市場は必ず盛り上がるはずだ。そのため今は粛々と事業を続けることに意義がある」と述べた。

この根拠となるのは、欧米を見ると新築より断熱改修の方が多く、こういう時代が日本にも必ず来るはずという見方だ。例えば、エコカーでは、1997年にトヨタがプリウスを販売し始めても、原油高に見舞われるまではマニアの人しか乗らなかったが、その後の原油価格の上昇とともに「エコカー=プリウス」という認識が強まった。

藤本社長は「これは石油が安価な時代でも開発・販売を続けてきた成果だ。断熱改修も同じで、日本は社会的雰囲気でムーブメントが変化する傾向が強く、そのときに粘り強く続けている企業が勝つ。消費税増税延期で新築需要を今のうちに獲得しようと狙っている競合他社が多く、どこも忙しい。そのうえで断熱改修を進めることは難しいが、これはどこも同じ。だからこそ他社に先駆けて仕掛ける意味がある。断熱改修は工法や部材など既に確立されており、工務店は集客のマーケティングだけに力を入れればいい。地域で断熱改修しているというブランドを確立し、ブームが来るまで続けることが大切だ」と話した。

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