R+house住宅のデザインを探る

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R+houseというと、キュービックな形が基本形ですが、今回紹介の2物件は、屋根勾配が印象的な外観を持っています。
この土地が故の、土着性から生みだされた必然のデザイン。そこを探ってみましょう。

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「山小屋」を望むクライアント。戸惑いながらもヒアリングの中で頭に浮かんだコンセプトは「人々が集う家」であった。クライアントは土木系会社を営む家の直系で、社員を含め友人が多数遊びにくるとの事。また震災後の「いわき」という立地条件からも、仮説として立てた「人々が集う家」というコンセプトは必然であった。私が建築家として成すべき事は、クライアントの持つイメージを本質的な現代住宅としてその土地に定着させる事だと考えている。「山小屋」は街中には建てない。なぜなら必要性が無いからである。「山小屋」とは山中という極限の状況下で生命を維持する「箱」であり、日が暮れると人々が集い光が漏れる「箱」となる。では街中に必要性の無い「箱」を定着させるにはどうするか。現在の日本において、一般化した家のデザインには意味が無いのが現状である。しかし、その中でも共通項としてのデザイン形態が日本人の意識の中にあるのも事実である。本計画は共通意識の形態である「家型」に、「山小屋」の本質的機能を導入する事を試みた計画である。そしてこの計画は、結果、住宅という「箱」として普遍的な形態と機能を有するものとなった。

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R+houseというと、キュービックな形が基本ですが、今回紹介の2物件は、屋根勾配が印相的な外観を持っています。
この土地が故の、土着性から生みだされた必然のデザイン。そこを探ってみましょう。

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