CMS(コスト・マネジメント・システム)セミナー全国で開催中 !
~全国で100社を超える住宅会社様に好評いただいています~

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不況になるとニーズが高まる原価管理

先日、2014年度の新設住宅着工戸数が発表されました。結果は前年度比11%減の88万470戸と5年ぶりのマイナスという厳しい内容になりました。また、持ち家の着工は更に厳しく、21%減の27万8221戸と1962年度(26万8333戸)以来という50年以上振りの低水準になりました。今後は、2015年度~2017年度まで緩やかに市場が拡大し、そこから一気に縮小へ進んでいくと予想されています。

これからの業界動向を踏まえますと、1つ明確なのは新築中心の経営スタイルの場合、近い将来増収(売上増)を続けるのが難しい時代に入るということです。それに加えて、原価や人件費などのコストコントロールが出来なければ、減益が当たり前の時代になるといえるでしょう。そのような環境のもと、過去、どの業界でも不況になると必ず重要視されるのは『原価管理』です。

今年4月より、その『原価管理』に関心のある全国100社以上の住宅会社様が、弊社主催のCMS(コスト・マネジメント・システム)セミナーに参加されました。

住宅会社における原価管理の実態とは

セミナーに参加された方々に自社の原価管理の実施状況をアンケートで確認したところ、図表1のような結果が出ました。

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原価管理に関して、『まだまだ改善の余地がある:66%』、『まったくできていない:7%』と、実に70%以上の方々が自社の原価管理は不十分と回答されています。ここから読み取れることは、原価管理が出来ていないことを自覚されていて、やらなければならないものとわかっているにもかかわらず改善に着手しきれていない、これが本音ではないでしょうか。これは、この住宅業界の中で、受注ありきの考えが浸透していることに起因するのではないかと推察します。

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実際のところ、上記のように原価管理でコツコツと改善を進めて利益を生み出すよりも、新築1棟の契約に時間を使った方が効果は大きいと思われている経営者の方が多いのではないでしょうか。ただ、これはあくまでも新築受注が取りやすい環境下では問題視されませんが、これから始まる新築不況の時代に入った場合、その新築1棟の契約が今よりも難しくなります。そうなる前に原価管理レベルを高め、利益創出の仕組みと風土を構築していくのが前号でもご紹介しているCMS(コスト・マネジメント・システム)なのです。

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