シリーズ眼を養う#019
R+house 住宅のデザインを探る

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― 額縁の家 ―

周りを住宅と畑に囲まれた立地。
閑静な地域ではありますが、地域住民の往来の多い2 面の道路に面している敷地にありました。

この住宅のチャームポイントはその「スクエアな外観」です。

道路に面しよく見える西側と北側は四角の図形を基本とし、サイズの異なる四角を組み合わせて形を構成しています。
この外観に取り入れている四角い形のモチーフは、写真を収める額縁から来ています。

お施主さまの趣味は家族の写真をプリントし飾る事でしたので、
額縁をモチーフに「写真を飾る」という行為を住み手の個性として、デザインに取り込みました。

この家で家族と過ごし、この家に家族の思い出を撮り貯めていくと言う想いを込めて…。

シンプルでありながらも、住み手の想いとストーリーを感じられる住宅です。

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