広告のサイエンティスト

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“ただ発信するだけ”なら誰でもできる
「人を知り、商品を知り、メディアを知る」ことで高める商品価値。

シリーズ企画 「極める」 とは

住宅不動産、建設業界に特化した経営コンサルティング会社 ハイアス ・アンド・カンパニー株式会社(以下ハイアス)は企業理念である「個人が住宅不動産を納得し安心して取得(購入)、居住(運用)、住替(売却)できる環境をつくり」「住宅取得が個人の資産形成に直結する社会の実現」にむけ、業界の共通課題を適切に捉え、その解決策を日々模索しつづけるスペシャリストが数多く活躍しています。このシリーズでは業界の課題解決にむけたハイアスメンバーの「熱い想い」を読者の皆様にお届けします。

どんなに良い商品でも、認知がなければ使われることもなく、商品価値はゼロに等しい。極端に言えばたとえ「普通」の商品、サービスでも良質な広告によってより多くの人に認知され、そして使われれば商品価値は高いと言えるのです。商品、サービスの品質が高いことはもちろん大事ですが、適切で効果的な広告活動によるマーケティング活動と活動の積み重ねの結果であるブランドの着実な構築なくして商品の価値は生まれないのです。さらにやっかいなのは、消費者の好みや価値観は変化し続けるということです。

今回は、世の中の消費者の変化を確実に捉えながらハイアスの商品、サービスの認知を広めるために、多様な広告メディアを使いこなして発信、受信するハイアス・アンド・カンパニー株式会社C&M 室の清水の話を紹介します。

View編集部(以下View):広告活動を行う上で、ネット系、紙系、そしてローカル媒体からナショナル媒体まで、メディア選定は難しいと思います。どのように選んでいるのですか?
清水:心理学を応用したマーケティング手法を裏付ける理論のひとつに「セブンヒッツ理論」があります。一般的に「ある対象の認知度が上がれば、その対象の好感度は上がる」といった心理学的な効果を、より具体的、定量的に「日常生活の中で同じ情報を3回見たら認知し7回見れば採用購入につながる」と示したものです。
私たちはその理論を踏まえ、ターゲットの生活スタイルなどをリサーチし、ターゲットの日常生活上にどれだけ自社ブランドを登場させるかを考えながら雑誌、SNS、ブログといったメディアを選定しています。世の中は変化し続けていますし、例えばここ数年で高齢者もスマホを持ち、SNS人口にカウントできる層も確実に増加しています。ですから、メディアもそれに合わせて短期間にすごい速さで変化しています。そのような消費者、メディアの変化に敏感でいられるよう、外部広告会社との打合せなどでも様々な意見をいただきながら広告活動を行っています。

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