これからの「売れる家」とは。-HIROGALIE(ヒロガリエ)セミナーでの三浦氏(新建新聞社 社長)の講演をヒントに-

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これから売れる家(1) 商品を考える
「コスパ」「 性能」「 デザイン」 の3つの競争に

世帯所得の伸び悩みは販売価格の伸び悩みにつながります。それを受け、大手ハウスメーカーも販売価格や販売手法を下方シフトし始めています。例えばSハウスは新会社を立ち上げて現在の販売単価を約4,000万円から約2,000万円と半分で提供する方針を打ち出しています。Dハウスではweb上で外観、インテリアを選んでもらい概算見積もりと仮プランを提示、それを元に担当と打合せを進めてプラン確定、契約をする「省・営業マン」販売で約2,000万円の家を販売しています。いずれも単なる低価格化(コスパのアップ)だけでなく、商品の標準化、つまり「型を持つ」ことで一定以上の性能確保とデザイン性が標準的に確保されています。

これから売れる家(2) お客様を考える
「家づくり疲労」を起こさせる営業スタイルから
「感謝される」営業スタイルに

今更気付くことですが、お客様は「住宅を造る素人」です。そこに多くのハウスメーカーと多くの商品ラインアップを見せられても選択肢がありすぎ「迷う」だけです。迷いを解消するために素人同士の評判やクチコミ、レビューを参考にするわけですが、決め手に欠けるのは当然です。だから住宅のプロによる推薦が必要になるのです。

迷いや悩みを解消する「提案と導き(推薦)」ができれば、当然のようにお客様から感謝される営業ということになります。

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