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令和2年1月に発表された12月までの次世代住宅ポイントの実施状況を見ると大きく二つのトピックスがあります。一つはリフォームを行い次世代住宅ポイントの発行を受けた住宅戸数が6月の申請受付以降はじめて新築の戸数を上回りました(図表1)。累計でも11月までは圧倒的に新築住宅への発行数が上回っていましたが、ここにきて急接近しています。
また、リフォームの内訳を見ると、大きな括りとしてはいわゆる修繕レベルと考えられる「エコ住宅設備の設置」、「家事負担軽減に資する設備の設置」が高く見えますが、それらは修繕レベルです。「性能向上のため」のリフォームにおいては圧倒的に「開口部の断熱改修」、つまり窓の改修による温熱環境の良化とそのための性能向上が行われているという点です(図表2)。それ以外にもまだまだ大きな割合とは言えませんが、「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」というものも着実に行われています。