ハイアス・アンド・カンパニー(濱村聖一社長)は6月9日、「消費者にとって、安心を感じられる存在に」「不動産(資産)活用のプロフェッショナルとして」をテーマに第4回ハイアークラブ全国大会を東京・目黒雅叙園で開いた。相続・試算相談のコンサルティングツール「マイハイアー」の新メニュー紹介や事例発表、今後の本部方針発表などが行われた。
発表によると、昨今、相続コンサルで相談事例も増える傾向にあることを踏まえて、「マイハイアー」に「不動産を個人で持つか法人で持つか」のコンサルティングに有用なシミュレーションが新規メニューに7月にも追加されるという。また、同グループでは、早稲田大と共同で富裕層に対する相続相談ノウハウの体系化に取り組んでおり、顧客相談の対応力や精度アップを図っていくという。
活動事例では、相続相談を起点に土地活用や資産運用などの案件発掘につなげている複数会員が実績報告や業務遂行上のポイントなどを披露。共同研究に取り組む早稲大学院ファイナンス研究科の川口有一郎教授が「ファミリー・ビジネス・ファイナンス」の考え方に基づいたビジネス機会について基調講演した。