住宅

省エネ性能の説明義務制度がスタート
リフォーム市場はどう変わる?

説明義務制度はリフォーム工事に適用されるのか?

遂に今年4月から省エネ性能の説明義務制度がスタートしました。昨年は新型コロナウイルスによって、住宅営業の在り方が大きく変わりましたが、本改正においても現場への影響をもたらしそうです。

この説明義務制度のポイントの一つは、適用範囲が新築に限定したものではなく、一部のリフォーム工事についても適用されたことです。適用範囲がどのようになっているのかについては、下記の図表1にまとめていますのでそちらをご参考ください。ご覧の通り、今回の説明義務制度は新築工事に加え、増改築工事についても適用されます。そしていずれの工事についても10㎡超300㎡未満の床面積の規模の場合に説明義務が課されることとなります。

増改築の定義は不明瞭なところもあるかと思いますが、建築基準法上の増築は「既存建物の床面積を増加させること」を指し、改築は「既存建物の一部または全部を除却したあとに、用途・規模・構造が大きく異ならない建築物を建てること」となっています。そのため、間取り変更の伴わないリフォーム工事については一先ず適用外と考えることができるでしょう。いずれにしろ一般的な新築戸建住宅については、そのほとんどが適用されることからも、今回の説明義務制度については主に新築市場を対象とした改正であると捉えることができそうです。

HyAS View 2021年6月16日 水曜日 17:10

これからの不動産・建築業、成約のカギは 「不動産コンサルティング提案」
他社が諦める建て替え案件を成約に導いた事例

「不動産業と建築業」どちらにも
不動産コンサルティング提案が必要に

令和3年度の税制改正で、親から子へ住宅取得等の資金を贈与する時の非課税措置枠が拡張されました。若年世代への資産移転は促進される方向にあり、不動産取得や建築の時に住宅取得資金を確保するために親からの贈与を受けるというケースは、今後より増えてくるでしょう。寿命も延び、自宅を始めとした不動産を資産として如何に活かすかの選択肢が増えているため、賢く資産を活かせる人が富み、そうした提案ができる事業者が勝ち残っていけるようになってきています。

80代の女性からの建て替え相談、贈与するという選択肢

今回は、家族間の資産移転のノウハウを活用し、従来では難しかったご相談に見事に対応して成約に繋がった事例を紹介します。対応されたのは広島市安佐南区に店舗を構えられている有限会社タイカツ様。相続相談・不動産コンサルティングのネットワークである『不動産相続の相談窓口』にご参画され、定期的な相続勉強会を地域で開催されています。


有限会社タイカツ様 店舗

相続勉強会を開催している中で、80代の女性より「築30年以上が経過した自宅兼店舗(店舗部分は喫茶店)を新しく建て替えたい」という相談が寄せられました。しかし自己資金は少なく、ローンを組むにも年齢的に厳しい状態です。また、相談者はこの不動産を将来長男へ相続させたいと考えていましたが、長女と次女が反対するかもしれないと心配されています。特に次女はこの店舗で喫茶店を営んでいます。加えて自宅は相談者のご主人名義であり、ご主人には認知症の疑いがあることから、そもそも意思決定できるのか不明確でした。

タイカツ様はまず面談を実施し、希望の建て替えに必要な条件を整理していくこととしました。大前提としてご主人の意思確認を取る必要があります。幸い意思確認が取れましたので、次なる課題は建築資金の調達です。建築にはローンを借りることが必須条件だったので、相続時精算課税制度を利用して先に長男へ当該不動産を贈与し、長男名義でローンを借りようと考えました。しかし長男は住宅ローンを既に組んでいたので、新たに住宅ローンを組めません。そこで、アパート兼自宅兼店舗という仕様にして、一括借り上げでアパートローンを組むことを検討しました。次女には、建て替え後にも引き続き喫茶店を設けること、建て替え期間の給料保証をすることで、長男へ相続させることをスムーズに承諾してもらおうと狙いました。タイカツ様同席で皆様へご提案の結果、長男も母の願いをかなえたいと建築の合意をされ、次女も提案内容を理解いただき進められることになりました。

HyAS View 2021年6月16日 水曜日 16:57

インスタグラムで大人気の
JOYさん&わたなべ麻衣さん夫婦のモデルハウス見学レポート

2020年10月から全国各地で「JOYさん&わたなべ麻衣さん夫婦のR+house TVCM」が放送されています。
TVCMやWEB動画作成のため、建築家の戸田先生がお二人のモデルハウス案内をしてくださいました。
その様子をレポートします。お二人のワクワクした様子が伝われば幸いです。

JOYさん
2003年、雑誌「men’s egg(メンズエッグ)」にてモデルデビュー。数々のファッション誌や、東京ガールズコレクションなどにショーモデルとして数多く出演し、タレントとしても多くのレギュラー番組を持ち、バラエティー・情報番組まで幅広い活躍を見せている。出身地の群馬県では、群馬テレビ「JOYnt!」で冠番組のMCを担当。高崎観光特使にも任命され地元のPR活動に取り組んでいる。
わたなべ麻衣さん
「VOCE」「ar」他多数の女性誌でモデルとして活躍しながら、自身のアパレルブランド「M nort」のプロデュースをする等精力的に活動。現在、「たまごクラブ」では夫のJOYさんと一緒に連載中。また、YouTube夫婦チャンネル「JOY MAI HOUSE」も絶賛配信中。


HyAS View 2021年6月16日 水曜日 16:52

シリーズ眼を養う#039
R+house 住宅のデザインを探る

三島 史子 様

タイムズ・アンド・デザインオフィス

三島 史子

スカイテラスと秘密の書斎が欲しい。この組み合わせは初めての依頼でした。

敷地の東と西には3階建てが建ち、南側は崖条例で寄せる事が出来ず、せめぎ合う条件の敷地をどう使えばよいのだろう。

スカイテラスもあるなら2階リビングにしたほうが使いやすくて広くとれると想定できたのでお施主様にまず提案しました。

デメリットに思える条件をプラスに変えられないだろうか。

崖条例で造らないといけない擁壁は寝室と浴室の目隠し塀に、1階の採光、車半分のガレージ、一つずつ建築条件と要望をクリアしていく中、これが楽しい特別なものになればいいなと思いながら、プランを進めました。

結果、スカイテラスがもたらすプランの面白さに気づくことになりました。2重に重なる階段の迫力、階段周りに吹抜を絡ませることでスカイテラスの光を感じる玄関、上から光が降り注ぐという感覚。想定内で想定外の面白さを発見しました。

さて、秘密の書斎はどこにしよう。小上がりの和室の扉を開けるとさらに小上がりの秘密基地。ここは行き止まりだけど、吹抜に面してるので小窓をとろう。
ここから玄関のお客様をお迎えしたり、姿は見えないけどキッチンにいる奥様に声かけられるといいかもしれない。おまけに浮遊感のある書斎ってどんな気分だろう。そんなことを考えながら、まとめていきました。家事動線は最短距離で、
キッチンからはすべてが見渡せることは、私が設計をする上でのいつもの条件です。

お施主様が毎日、楽しく快適に過ごして欲しいといつも願っています。

スカイテラスがある事を感じないシンプルな外観、オーバーハングしている部分は車が半分入るガレージ的スペース。雨にぬれずに玄関へとアプローチ。
板張りの後ろに玄関と地窓があるが道路より直接中は見えない。砂利と植栽で少し和なテイストを演出

2階のLDKからスカイテラスへの階段をみる。キッチンの前奥には玄関とつながる吹抜があり、家族の帰宅の気配を感じられ、上にはスカイテラスとつながる吹抜とハイサイドがある事で、終日柔らかな光を感じることができる。
キッチンの奥は効率的に家事がこなせる収納重視の奥様の書斎、小上がり和室のアーチ型開口がご主人の書斎

ご主人の書斎/扉を閉めれば書斎がどこにあるか分からない。
内部は和室からさらに小上がりになっていて、床を彫り込んで座れるようになっている。室内窓は玄関の吹抜につながる。こだわりがつまった特別な空間

2重に重なる階段を玄関から見上げる。階段の迫力と降り注ぐ光で玄関を演出。
玄関からスカイテラスの窓が見え、空まで見えるのが魅力的

スカイテラス/完全なプライベートな庭、隣家や道路からの視線を気にすることなく外の空間を楽しむことができる。食事をしたり、夜風を楽しんだり、吹抜を含んだペントハウスの窓から室内を覗くのも楽しい。

山本 清美 様

建築計画設計事務所

山本 清美

敷地の南側隣地、桜の木々に向けた眺望をリビングルームに取り込むために2階にLDK+家事室・バスルーム、1階は3寝室+ファミリークローゼットと書斎のプライベートエリアとして配置計画。

階段は建物のほぼ中心を貫く位置に配し、玄関近くで帰宅時の手洗いをすませ、2階LDKへ。廊下を極力避け、限られた床面積を有効に使う上下の動線計画としています。

また、この階段は2階上部のロフトまで繋がり、建物に一体感と生活体験に面白みをもたらす重要かつ楽しくもある装置(上下移動による見え方の変化を生み出し、見え隠れするスクリーンとしての役割など)として構成。

生活の中心を担うのは2階。上部ロフトと吹抜けで繋がり、キッチン・パントリー・家事室などの作業動線を回遊し階段と直結。買物の搬入、ゴミ出し、洗濯衣類の片付け、等々からのストレスを和らげ家事のし易い計画としました。

また、家族が一つ所に寄り添って楽しい時間が過ごせるよう、食事の準備をしながらリビングでくつろぐ家族の様子を見たり、宿題をする子供たちとスケルトンの階段越しに目線や言葉を交わし、食事の後片付けをしながらロフトではしゃぐ子供達の様子も感じられる空間を思い描いて設計しました。

2階のLDKは間仕切らずワンフロアの中に連続していろいろなコーナーのように見え隠れさせて配置。屋根勾配を利用した吹抜けや上部ロフトを一つの空間とすることで、一体感・上昇感・開放感といった変化と面白味のあるリビングに。

ロフトからリビングを吹抜け越しに見下ろす。吹抜は屋根勾配に合わせた天井にし、ロフト(小屋裏収納)とつながっている。リビングは窓越しのバルコニーへの広がり感と上部吹抜けへの上昇感によりコンパクトながら開放感のある場となっている。

玄関近くに設けた大容量のファミリークローゼットは寝室への通路を有効活用。来客時のコートも玄関先で預かりしまえる。造作棚に市販の収納ボックスを設置することで家族にあった使い勝手をカスタマイズできる。

子供たちの宿題、端末検索、テレワークなども想定したコーナー(フリースペース)は、上部ロフトに通じる階段下を利用して配置。そこは見え隠れを演出するスクリーンのようなスケルトン階段を通してキッチンに立つ家族とコンタクトができる。

食事の準備をしながらリビングでくつろぐ家族の様子を見たり、宿題をする子供たちと階段越しに目線や言葉を交わし、食事の後片付けをしながらロフトで遊ぶ子供達の様子も感じられるキッチン。日当たりの良い大きな窓越しに緑も楽しめる。

HyAS View 2021年3月11日 木曜日 18:09

8か月の支援で実現!
超実践型工務改善プログラムで経営改善

単発の成果ではなく、企業の体質を改善
顧客の満足と社員のプライドを生む工務店になるために

BECK工務ビジネスアカデミー(以下BECK)では、地域工務店を「大手住宅事業者に負けない地域で必要とされる企業」としてブランド化することを目指しています。大手に負けない収益性と施工品質を身につけるためには単にアプリケーションやシステムの導入だけでは実現しません。BECKでは、現状を正しく認識して改善点を明らかにし、利益と施工品質を高める個別の改善活動支援を経営者と伴走しながら進めていきます。

BECK成果事例共有

BECKに加盟されました第一期生は、体質改善やシステム操作研修を経て、フォローアップ研修に取り組んでいただいております。フォローアップ研修では、担当コンサルタントと決めたゴール設計書に対しての振り返りを行うことで自社の現状を把握していただきます。また第一期生の活動状況の共有を行うことで、粗利改善や工期改善など成長したことを共有・習得し、更なる強化を目指していきます。最後に、残りの期間で行うためのゴール設計書の軌道修正を予定しており、なぜ計画通りできていないのか、原因は何かを把握することで、どのように改善を図るべきかを認識していただきます。

今回は、その中からBECKに加盟されたことで利益体質の改善に成功した事例を簡単にご紹介いたします。

HyAS View 2021年3月11日 木曜日 17:55

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